「…今日はなんでデートに誘ってくれたの?」
正直このまま別れてもよかった。
このままならただ楽しい休日を過ごしただけだし私が考えることをやめればこのまま終われる。
けどだめだった
私はこのまま違和感を解消できずにこのデートを終わることなんて出来ない。
「…やっぱり何かあるって気づいてたんですね」
あははと三夏は苦笑いを浮かべる
すると軽く深呼吸をして唯の顔を見る
「わかりました、お話しします。でもちょっとだけ気持ちの整理の時間をください」
そう言って三夏はぺこりとお辞儀をして帰って行った。
その夜
ぴろりん♪
ディスプレイを見るとそこには【山代 三夏】の文字が浮かぶ。
そのままディスプレイをスライドさせメールのアプリを起動させる