「は…へ?え、あの…」
突然の態度の変化に戸惑いそわそわする。
すると、つんつんととなりの三夏が肘を突き私の耳の近くでボソッと
「玖珂ってこう見えて年上の人への態度とか礼儀はきっちりしてるんですよ」
ふふっと笑いながら話す。
なんか三夏ちゃんも玖珂君のおかげですごく接しやすくなったな…
「うん、確かに最初はちょっと失礼な奴だなって思ったけど今はもう全然気にしてない…?かな?」
「若干気にしてるじゃないっすか!」
「まぁいきなり全部は水に流せないかな?」
「うぅ…」
「だから」
「これから仲良くしていこうね」
「⁉︎…………はい!」
数分前までの彼からは想像もできないほど綺麗な笑顔で涼紀は頷いた