「…お待たせしました」
「いや私もいま来たところだから」
「…じゃあ早速ですが行きましょうか」
「うん」
空を見上げるとサンサンと太陽が輝き、日差しが肌に突き刺さる。
「……あつ…」
手で日差しを遮り空を見上げながら唯はそう呟いた。
「それで今日はどこに行くの?」
隣を歩く三夏に問いかける。
昨日の夜に集合時間と場所を指定されたメールが届いた。
しかし
書いてあったのは時間、場所だけでありどこに行くのかまでは書かれていなかった。
その疑問を三夏に問いかけると
「あぁ、言ってませんでしたね、もう着いてますよ。目的地はここです」
そう言って目の前にある建物を指差す。
【メイドカフェ☆どるちぇ】