夕暮れの教室







人はあいつを除けば1人もいなく、静まり返っている。







教室に入ると机に座って窓の外を眺めていた悠馬がゆっくりとこちらを見る。







「遅いよ」







「……時間指定とかされてないし」








言いつつ近くに寄る。








「あーはいはい、別にいいんだけどさ、どうだった?み…山代に会ってみて」








「どうもなにも泣き顔は見られるわデートに誘われるわ驚きっぱなし」







やっぱりなにかおかしい。







口調もいつもならもっと







『玩具のくせになーにその言い方は?』







みたいな口調で話すのに、なんていうか、その、自然?







年齢とか生徒と教師とか関係なしに何故か自然に話せる。







「…デート??」







「うん、週末にしてくれっていきなり…っ!」







突然だった







悠馬はスッと立ち上がると唯の首筋に唇を当てた。