私と彼の一年物語







実は彼女の指摘は至極真っ当な問いかけだった。







悠馬に指示されここにやってきたのだが、『始まりの教室』の隣の隣の隣は壁だったのだ。







隣の隣までは確かに教室があった。







しかしその隣には校舎の設計上教室が存在することはありえなかったのだ。







最初は戸惑った







逆に考えようとも思ったがその可能性は一瞬で消えた。







あり得ないのだ







あいつが、あの人を玩具にして遊ぶような奴がまともなメールを送ってくるわけがない。







そう思った瞬間思い出した。







この学校の校舎が2本並んで建っている事に。







それも=こんな感じに建っているので、







隣の隣の隣は横に2つ、そして後ろに1つ移動しろということだったのだ。







「わざわざ面倒くさいことしないでよ…」













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◇=スタート地点

◾︎=ゴール地点