〇満月*少年〇

それからしばらく俺のかっとうは続いた。


ｷﾝｺｰﾝｶﾝｺｰﾝ……

全部授業が終わった…

はぁー……

あっ鞄取りに行った方がいいかな？


取りに行くか。

俺は保健室を出て教室に向かった。


ｶﾞﾗﾗ…

『あっ優！いちごは？』
開けた瞬間に晴がこっちに向かってきて聞いてきた。

目が真剣だ。


教室を見ると晴1人だけ残っていた。
いちごちゃんを待ってたんだな…

そうだった…晴はいちごちゃんのこと好きだからなー。