「どうすれば、いい訳?」
「じゃあ、水!水をまいて下さいっ」
分かった、と言いジョウロを持って水をあげる。
あ、そういや、名前。
「名前、何て言うんですか?」
ピクッと動いた。
なんか、おもしろい。
「………緒方晶(おがたあきら)。…あんたは?」
「あたしは赤木綺羅です!」
「綺羅?」
「はいっ!呼び捨てでも構わないですよっ」
「俺も、晶でいい。」
「了解です!」
会話をしたのはそれだけ。
あたしもあんまり会話をしない方だから。
あ、きら…くんも無口だったから、黙々と作業。
作業と言っても10分あるかないか。
だけど、
いつもひとりだったから一緒に出来て嬉しいっ。
また、明日も出来るかな?とか思っちゃったりして。
