**
「お前…何だよ。その寝不足なカオ!」
次の日の学校。
朝帰りをした俺は、もちろん寝不足。
目の下にクマができている俺を指差して、ケラケラと笑うのは友達の宮地。
「どーしたんですか〜?夜中に勉強でもしたんですか〜?」
「バッカ!夜ヤることは一つしかねェだろ?」
公共の場でそんな会話をしている俺達の近くで、聞いていた女達が「朝からエロ話はやめろ」と嫌気がさした目で見てくる。
宮地は「エロくないと男にモテねェぞ」と言い返すと、溜息をつく俺の顔を伺った。
「あれ?何で溜息?そんなに疲れるほどやっちゃった?」
「バーカ。ちげェよ」
した後に、いつも重荷になる。
愛しいからひなたを襲ってしまうけど。
本当にひなたを大切に思ってやる行為なのか、いつも悩んでしまう。
「ひなたが大事なのに…何で我慢できねェんだろ」
大事=Hを我慢すること?
ガキの俺は考えがまとまらない。

