「はあぁぁあ…」




−だらしない俺。−


今日もベッドの上で、裸になった俺が呟く。


隣には愛らしい寝顔で気持ち良さそうに目を閉じている彼女・ひなた。


俺はひなたが起きないように、そっと長い髪に指を通した。





「やっぱ我慢できなかった…」




最近の俺の悩み。

それはすぐに彼女に手を出してしまうこと。



男なら誰にでもある悩みだろうが、俺にとっては頭を掻いてしまうほどの本気の悩みだ。