・・・・・・あと1時間
トラブル発生の報告をうけ形だけの指示をした
せいぜい困ればいいわ
ガラッ
!!!!
ノックもなしに扉を開けて入ってきた男
若月英慈
「そろそろ返してください、賞品」
「なんのこと?」
「あと1時間ですよ?
もういいでしょ」
「意味がわからないけど」
「あおいになんで嫌がらせする?」
「・・・・」
「おれらをイベント運営にさせたのも、企画もめさせたのも、賞品隠しも・・・なにがしたいんだよあんた?」
「・・・・・」
2人の間に沈黙が流れる
先に口を開いたのは英慈だった
「・・・・・素直に答えてくれるなんて思ってなかったし、もういい。
失礼しました」
ガラッと勢い良くドアを閉めでっていった
机の引き出しをそっとあける
そこには賞品が保管されていた箱があった
・・・・そろそろ、ね・・・・・・
