目を開けると拓海の顔がドアップだった。


「キャッ！拓海？」


「ミー酷いぞ？　

起きて待ってろって言っただろ？」


あらら…　私、寝ちゃったんだ？


「ごめん…　今何時？」


「もう直ぐ8時」


「えっ大変！　拓海今日仕事でしょ？」


今日は祭日で私は休みだけど

拓海は仕事に行くと言っていた。


「大丈夫だよ？　親父に電話した。

早く孫を見たいなら今日は休ませてくれって

言ったら喜んで休めってさ！」


「うっそ！…」


「だから今からしよ？」

と私に覆いかぶさって来た。


「キャッー　拓海なんで裸なの！？」


拓海はパンツも何も履いていなくて

本当のまっ裸だった。


「俺はいつも裸で寝てるから」


「いつもまっ裸なの？…」


「そうだよ？」


知らなかった…


「男は皆んなそうだろ？　

親父なんて朝は暫く裸だよ」


嘘…　私、社長とは絶対同居出来ない…