私が満面の笑顔で料理を堪能していると
「そうそうSKTの社長が
未來さんを紹介して欲しいと
言っておられたよ?」
と、社長が私に話してくれる。
私は運ばれて来たばかりのヒレステーキのお肉を
ちょうど口に入れた所で
私はホークを咥えたまま
「ん?」と返事をした。
あっいかんいかん!
お行儀悪いですね?
私は慌てて口の中のお肉を噛み砕く。
と、言っても柔らかいお肉なので
ほとんど噛まずに飲み込んだ。
「SKTの社長さんがどうして私を?」
「少し前に息子さんが未來さんに励まして貰ったとかで
息子さんが未來さんを気に入ったらしいんだよ?」
私が息子さんを励ました?
「あの… 人違いだと思いますけど?
私、SKTの社長の息子さんと
面識なんて有りませんから」
「いや、未來さんに間違いないらしい。
受付の長谷部さんにアメを貰ったって
言っておられたよ?」
アメ?

