「お兄ちゃん!? そんな怖い顔してるとお客さんに惹かれるよ?」


「大事な妹に近寄る男は誰だろうと俺は許さん!」


よく言うよ!?

拓海を私に押し付けたくせに!

大事な妹なら男と住まわせたりしないでしょーよ!?

本当に都合の良い事ばかり言うんだから!


「それより良かったの? 予約、無理やり入れたんでしょ?」


兄を気に入ってくれているお客さんも多く兄の予約はなかなか取れないと聞いている。


「心配しなくても大丈夫だよ。 シャンプー台に移動するぞ?」


私は兄に案内され移動するとそこは個室のシャンプー室だった。


「へぇーシャンプーは個室なんだ?」


「お客様の好きなアロマを使ってリラックスしてもらう為に個室にしてる」


へぇそうなんだ…