お前らの中には

普通に未來と話すという

常識は無いのか?…

いくら未來でも話せば分かるだろうに…


結局ふたりの巫山戯た策に乗る事にした俺は

未來が買い物に出掛けた隙を見計らって

玄関前にダンボール箱に入って待つことにした。

蓮が顔を泥で汚すと言うのは却下して!


「拓海、未來ちゃんが箱を開けたら

可愛くキャン!って鳴くのよ?」

と、珠実に言われたが「アホ!」と言って

ダンボール箱で待っていた。

暫くは蓮達も非常階段の隅で

隠れて待っていたが待ちくたびれたと

帰って行った。

おい! 残された俺は大丈夫なのか!?

待ちくたびれた俺もいつの間にか

眠ってしまった。