そんな時蓮から話があった。


「未來がおまえの親父さんの会社

Cougerに就職が決まった」


「未來が? 親父の会社に?」


「小さい頃のお前との約束を

ひょっとしたら…

覚えていたのかも知れないな?」


未來が覚えていた?

俺との約束を…

蓮はクーガーのタク兄を覚えてて

親父の会社Cougerを選んだかもな?といった。

もしそうなら俺も嬉しい。


「拓海、今でも未來を嫁に欲しいか?」


「蓮、それは俺を認めたと言うことか!?」


「ああ。 だが、未來の気持ちは無視出来ない」


それは勿論だ!

俺だって未來の気持ち無視して

未來と結婚しようと思わない。


「実家からだと会社は遠いから、

未來が一人暮らしをしたいと言っていてな

だか、一人暮らしをさせるにも

お袋も俺も心配なんだ。 それで、

俺と同じマンションならと許可したんだが

新入社員のあいつにはちょっと家賃が高すぎる

それでだ…」


蓮は俺に未來と同居しろと言う。

自分は恋人の珠美と同棲するからと