見えちゃうけど、好きでいて

「京香」
「あんたのことだから、このままの格好で行こうとしてるんじゃないかなって思ってね」
季衣は自分の服装を見た。
「だめ?」
「ダメに決まってるでしょう!!相手は御曹司なんだから」
「どこの御曹司よ」
ふてくされながら、京香に連れられて、おしゃれなショップに入っていった。
「これ、季衣。あんたスタイルはいいんだから、もっと短いスカートとか履きなさいよね」
季衣の格好はどちらかというと、ボーイッシュな感じだった。