見えちゃうけど、好きでいて

営業時間になり、各自、担当の場所につくと手をお腹の前に持っていき、笑顔でお客様を出迎えた。
「季衣!お得意様が来たよ!」
「あ、うん……」
季衣は制服を正し、笑顔でお客様を待った。
「こちらでございます」
まどかが、季衣の前にお得意様を迎えた。