じゃぁ、どうして…? 「ほら、見てよ」 香輝が指を指す方を私も視線を走らせれば、そこには幾万の星々が小さな炎を点していた。 「………キレイ…」 「…でしょ? 僕もさ、星見てたら、心が落ち着くような気分になって、時間が経つのも忘れちゃったよ」 苦笑しながら、私に笑いかける香輝の顔に私は、彼が男だと言う事をフト思い出した。 …けど、それは嫌悪感や恐怖ではなく…何と言えばいいのだろうか…。 簡単に言えば、穏やかな空気。香輝もケントと同じ男の子なのに、何でこんなに怖くないの?