それからパパはしきりに私の事を気遣ってくれたけど…かなり気を使ってるのが分かる。




取りあえず一晩、病院に泊まる事になった私とパパ。



「…ねぇ、パパと新堂先生って、どう言う関係なの?」






ふと思い出した疑問。










「…彼は、社長の昔からの知り合いだ。社長の家族の体が弱くて、主治医も勤めている」




簡単に説明をしてくれたパパは、そんな事よりも私を早く寝させたいみたい…。



「そっか…」






少し前に、ブランデーが少し入ったホットミルクを飲んだおかげなのか、ウツラウツラとマブタが重たくなってきた。







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目を覚ませば、誰もいない真っ暗な病室…。