Fw:添付画像あり


あれからすぐ警察や救急車が来て、学校は騒然となった。

そして男が救急車で運ばれる時、警察の前で女が二人、屋上から飛び降りた。

その屋上は、男が飛び降りた四階建ての校舎とは違い少し低かったが、下はコンクリートである。


俺達はその時、午後から臨時休校となる事や、明日も休校するとの説明を受け、教室に閉じ込められていたのだが、確かにあの花火が開く様な衝撃音が、二回響いた。

そのうちの一人は隣のクラスの生徒で、藤本の知り合いだったそうだ。

藤本は放心した様に「何で」を繰り返し呟き、青白い顔をしてその場に崩れた。


夏の生温い風が、血生臭い鉄の臭いを運んだ。