俺は頭が混乱しながらも渚ちゃんに聞いてみる。

「ゲームって…?」

すると彼女は俺を小バカにしたように、

「まさかまだ夢だと思ってんの?
ここは恋愛シミュレーションゲームの世界。真琴は夏恋物語のプレイヤーなの」


・・・頭が痛ぇ。
夢でもなく現実でもなく、ゲームの世界!?
そんなもの存在するのか…?


《ガラ~!!!!》

いきなりリョウが勢いよく教室に入ってきた!

「まこっちゃぁぁぁーーーん!!!!」

この時、俺の頭はもう限界だった。

「…あ…頭が…おかしく…」



《ドサッ》



頭が爆発しそうになった俺は
気を失って倒れた。