冷たいあたしの王子様





「何にも言えないわけ?」



「ごめんなさい。」



「は?あたし達は、あんたなんかに謝られるため来たわけじゃないんだけど。」



「あたし、瞬くんに付きまとわないなんて出来ない。」




しっかりと目を見て。



あたしの前に立ちはだかる3人の目をしっかりと見て、ちゃんと言えた。



でも、3人は動じずに意味が分からないといった顔をして、あたしを睨みつけてる。




「あのねぇ、迷惑なの。瞬くんだって1人になりたくって屋上にいるの。それをあなたは邪魔してるの。」




…邪魔、あたしは瞬くんの邪魔をしてる。




「そ、そうだとしても..あたしは、……」




あたしは瞬くんに迷惑をかけているの?



…そうだよね。



1人になりたいのに、あたしはそれを邪魔しているもの。



でも、…でもなんて通用しないのかもしれないけど。




「あたしは、瞬くんが好きだから。」