僕と道化(ピエロ)と君の恋

 早紀の前を歩いていた『僕』は、角を曲がると同時に頭上から激しい衝撃を受けて気を失った。

 『僕』は誰かの話し声で目を覚ました。

 「なんだよ、まだガキじゃねえか……」

 「暗くてよくわからなかったんだよ!でも見ろよ、かわいい顔してるぜ」

 混濁した意識を正そうと頭を振る。頭に鈍い痛みが走る。

 「うっ!」

 『僕』の声に気付き、一人が近づいて来た。

 「しかも男まで連れて来てどうすんだよ?」