僕と道化(ピエロ)と君の恋

 「嘘――」

 アユは目を丸くして言った。

 「嘘?」

 「当たっちゃった……」

 「……え?」

 三百六十五分の一の奇跡――

 「当たっちゃったの?」

 僕もアユと同じく目を丸くして言う。

 「うん……」

 「……った――やったー!」

 文字通り飛び上がり喜ぶ僕、唖然とするアユ。

 とても結婚が決まった二人には見えなかった。


 『プロポーズの言葉は十月十三日!だね』