僕と道化(ピエロ)と君の恋

 「せめてヒントぐらい――」

 「だーめ!」

 『アユの言う通り、可能性はあるんだし、適当にでも言うしかないね』

 マコトが他人事の様に言う。まあ他人事なんだけど……

 「言うしかないか……十月!」

 アユの顔を凝視したまま言う。

 「いや――九月!」

 当たれば僅かながら反応があるはず……

 「八月!」

 アユの表情は変わらない。

 「七月!」