僕と道化(ピエロ)と君の恋

 心の中で僕はニチカに問い掛ける。

 ニチカは何処にも行かないよね?

 ずっとずっと――

 死が二人を別つまで――

 「何処にも行きませんよ」

 ニチカが返事をした事に僕は驚いた。

 「な、なんで?」

 「マコトさんがそんな不安な顔してる時は、何考えてるかわかりますよ。早紀さんの事考えてたんでしょ?」

 僕はそんな不安な顔をしていたのか――

 「う、うん……」