――三年後――

 「アユ、荷物これで全部?」

 「うん、それで最後」

 あれから、僕とアユ、マコトとニチカさんは付き合い出した。

 そして今日からアユとニチカさん――つまり、日之輪 日華とゆう人間は間宮家で一緒に暮らす事となった。

 「シンヤ、マコトさんは?」

 「中で寝てる、ニチカは?」

 「同じく」

 僕らは同時に溜め息をついた。

 「全く、どっちが主人格なんやら……」