僕と道化(ピエロ)と君の恋

 「も?」

 『も?』

 マコトが僕の言葉を繰り返した。

 「はい……」

 「も……ってまさか――」

 「実は……私もなんです」

 『えー!!』

 「えー!!」

 僕とマコトは激しく動揺した。

 そして当然のように店内の三十ぐらいの瞳が僕らを見る。

 「間宮さん!落ち着いて!」

 今度は日之輪さんが僕の手を握った。

 確かにこれは落ち着けとゆう方が無理な話しだった。