「…で、聞いてくださいよ、さっきのことを」
そして私は話し始めた。
「あ、あぁ…。何があったんだ」
「私には、裁判官のニンマという許嫁がいたんだ。私もそいつを愛していたし、ニンマも私を愛していたと思う。
お互い17歳になったら結婚しようと言い合っていた。そしてさっき...ニンマと私は共に寝ていたんだ。でも、起きた時、ニンマの姿がなくて...。
もう1時を過ぎた頃、まだニンマは帰ってこなかった。私はニンマが浮気しているのではないかと考えた。フツフツと沸き上がってくる怒り。私は静かにテーブルを一人囲んでいた…。
3時を回り、コンコンとノックが鳴った。もしかしたら仕事が長引いたのかもしれないと思い、私は扉を開けて、ニンマを抱きしめたんだ。
そしたらニンマから、ビールと異様な香りがした。ハッとしてニンマを見ると、身体中にキスマークをつけ、汗だくのニンマがいた。
私は全てを悟った。こいつは浮気をしたんだと。」
私は事実を、一気に話した。
カルロスはぎこちない笑みを浮かべている。
「そ、そうだったのか」
そう、言った。私は殴りたい気持ちを必死で抑えた。
そして...カルロスに真実を吐かせることにした。



