闇で暮らす少女

「ニンマッ...!?」

私が寝ている間に、逃げてしまったのか?

勿論、私にはミカノという,安定剤が必要だ。


でも、本命はニンマなんだっ...!!!!


「ニンマ、どこだい?...もしかして外へ出たのか...!?」

この地域は、最近,痴漢が増えている。牛乳を売っていたときにも、痴漢に合っている女性がいた。


それもたしか...深夜だった気がする。

胸騒ぎがする。ベッドにうずまりたい気分だった。


1時になった。

そんな時、私の頭に一つの考え...予測が浮かび上がった。

...アイツ、浮気しているのではないか。


私の心...いや、体中から、黒いものがフツフツと沸き上がってきた。


テーブルを1人囲み、コツコツと靴を鳴らす。


でも、怒る資格なんてないのだ。

私も、やっていたから。


「アイツ...、一体何してるんだ。浮気でも良いから...私の元に帰ってきてくれ...。」


ドクドク、と激しく心臓が音を立てている。

これが...ニンマを愛している証拠...?


「ごめん、ニンマ、許してくれぇ...!!!!」


どうか、『急な仕事で出掛けた』などと笑いながら、帰ってきてくれないか...。