びっくりした。
まさか、盲点だった。
ニンマが、家事が出来なかったなんて。
******
それからもニンマは、たくさんたくさんドジをして、私に迷惑たる迷惑をかけまくった。
それだけじゃない。ニンマは、床を共にしなかった。
私は勿論、愛するニンマと身体を結びたい。
でも、いくら誘っても、怯えたようにそそくさと寝室へ行ってしまうのだ。
今になって、ようやくベッドは同じになったものの...。
また、ニンマは本職が裁判官で、帰るのが毎日遅い為に、私のストレスは、日に日に強くなっていった。
そして私は...浮気をしたんだ。
ミカノという女性と。
本当はニンマに渡さなければならない『ハジメテ』を、私はミカノに渡した。
それから私は、あまり家に帰らなくなっていった。
その日も、ミカノとホテルで愛を囁きあっていた。
「ミカノ...。綺麗だよ」
「やだぁ、照れちゃう。ていうか、このキスマーク、消えないんだけど?」
「ごめん、ごめん。いやぁ、ウチでは許嫁がヤラせてくれないから...」
「えぇっ?その穴埋めがウチなのぉ?ちょっとガッカリなんだけどぉ」
「違うよ。今は君の方が...愛してるよ」
「ふふ、嬉しい!」
こんなふうにね。
まさか、盲点だった。
ニンマが、家事が出来なかったなんて。
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それからもニンマは、たくさんたくさんドジをして、私に迷惑たる迷惑をかけまくった。
それだけじゃない。ニンマは、床を共にしなかった。
私は勿論、愛するニンマと身体を結びたい。
でも、いくら誘っても、怯えたようにそそくさと寝室へ行ってしまうのだ。
今になって、ようやくベッドは同じになったものの...。
また、ニンマは本職が裁判官で、帰るのが毎日遅い為に、私のストレスは、日に日に強くなっていった。
そして私は...浮気をしたんだ。
ミカノという女性と。
本当はニンマに渡さなければならない『ハジメテ』を、私はミカノに渡した。
それから私は、あまり家に帰らなくなっていった。
その日も、ミカノとホテルで愛を囁きあっていた。
「ミカノ...。綺麗だよ」
「やだぁ、照れちゃう。ていうか、このキスマーク、消えないんだけど?」
「ごめん、ごめん。いやぁ、ウチでは許嫁がヤラせてくれないから...」
「えぇっ?その穴埋めがウチなのぉ?ちょっとガッカリなんだけどぉ」
「違うよ。今は君の方が...愛してるよ」
「ふふ、嬉しい!」
こんなふうにね。