闇で暮らす少女

「ニンマ。俺はお前が好きだ。結婚してくれ」


...ええーー!?


「一目惚れでな。お前の目に、俺は魅せられたんだ」

一瞬、OKしてしまいそうになる。でも、あたしにはムハルダがいる...。

「ご...ごめんなさい!」

その瞬間、裁判長の顔が曇った。どうしよう...。


もしかしたら、裁判官として働けなくなっちゃうかも...。

すると。

「ニンマ。乗れ!」


いつの間にか来ていた車に、あたしは無理矢理乗らされた。


車に乗せられてまもなく、口にガムテープをされ、目隠しを施された。


そして、車の中で長時間に渡る暴行を加えられ、グッタリしたところで、車が出発した。



ーーームハルダ...。ごめんなさい...。

******

「おい、起きろっ」

轟く罵声。頭がガンガンする。

そうだ、さっきあたしは、カルロス裁判長に拉致されてーーー。


頭を殴られたんだった。

車から引きずり降ろされ、床に叩きつけられる。

そして、服をビリビリに引き裂かれた。

そうして露になったあたしの身体を舐めまわす。

「っあ」

あたしの身体は嫌なくらい反応し、変な声が出た。


「全部、奪ってやるよ、ニンマ...」


それからあたしは、ムハルダにも渡していない身体を、カルロス裁判長に受け渡した。