ここで、アルバムは終わっていた。

最後の、穂、というのは...私のこと?


「はぁぁ?無理なんだけど」


殺してやる、ってなんなの?写真には確かに私が写っていた。


でもーーー。


こんなことした覚え、無いんだけど。


合成画像...。聞いたことはある。
ネットなどで見つけた素材に、持っている画像を切り取って貼り付けるのだ。

私の側にいたであろう『このアルバムの作成者』になら、出来なくもない。


ぞくっ...。


途端に寒気が体中を遅い、私は1人、鳥肌を立てた。


転げ落ちるようにベッドから降り、這うようにしてリビングへと向かう。


私の体は、『安心』を欲していた。この苦しみに耐えられる、強さをーーー。


その時ーーー私は、決して気付いていけないことに、気付いてしまった。


この、『アルバムの作成者』は、この写真を見て、私に対して殺してやると言っている。そんなことを、わざわざアルバムにまで書いている。


こうなると、これはただの自作自演だ。
もしかしてーーー。


この写真を合成した人は、別にいる...!?