最初の恋〜前編〜


ピピッピピッピピッ

私は、起き上がって。

制服に着替えた。

ガチャ

石城「いろ…は…じゃなくて!!雪ちゃん!おはよっ!」ニコッ

ドキッ

やっぱり、恋してる。

「おはよ。真白」

石城「っ///」

顔が赤くなってる。

「どうしたの?真白」

さらに赤くなってる。

石城「もう!!雪ちゃんが僕のこといきなり真白って呼び捨てでいつからっ!」

「えっ?ダメだった?」

石城「そういう訳じゃないのっ!!何か、雪ちゃんと話してると胸がドキドキしてて。よく分かんないや。」

「えっ?!」

それって…

神崎「真白と雪さん。どうしたんですか?もう時間ですけど…?」

と入ってきた神崎君。

石城「うそっ?!行こっ!雪ちゃん」

「うん。」

私は真白に手を握られたまま部屋を出た。

神崎「今日はクラスで順位発表がありますね。」

石城「涙に負ける気しかしないよ…。」

神崎「僕は雪さんが1位だと思いますけどね。」

「私?」

神崎「はい、僕達と同じ大学の方で毎年1位でしたから。」

「まぁ、そうだけど」

石城「うわ〜!すごいねっ!!」

「ねぇ、成宮さん達はどこなの?」

神崎「祐達ならきっと寝坊してますよ。」

石城「相変わらずだねっ!」

「そうなんだ」

神崎「いい加減起きる癖をつけてほしいぐらいです。」

石城「まぁまぁ!!ほらっ!順位発表貼ってあるよ。」

神崎「本当ですね。見に行きましょう」

「うん。」

見に行ったら。

石城「うわぁ〜!また涙に負けたし!!」

神崎「雪さん、流石です。」

3位が石城真白。

2位が神崎涙。

1位が泉雪。

私は、今日の放課後真白と何処行くんだろうと頭がいっぱいですごく楽しみだった。

長い長い終業式が終わり

放課後だ。

石城「雪ちゃんっ!行こっ!」

「うん!」

ドキドキしてる。

石城「僕ね雪ちゃんにもっともっと可愛くなれるようにね。雪ちゃんに服買わせてあげたいんだ!」

「えっ?」

石城「ほらっ!乗って?」

黒い車が私達の目の前にきた。

「あ、うん。」

石城「楓ちゃん!」

「ん?」

ドンッ

押し倒された…。しかも車の中で!!

「ちょ…何してるの?!」

石城「ねぇ、僕のこと好き?」

「え…。」

石城「僕は…楓ちゃんのこと好きだよ。」

「そんなの…応えられないよ。」

好きって分かってるんだけど…。

両思いって分かってるんだけど…。

怖くて言えない。

ガタンッ

ドンッ

石城「いたた」

???「すみません。真白様。」

石城「全然大丈夫だから!!運転続けて」

???「それなんですが神崎様が絡まれてるんです。」

石城「涙が?!」

「神崎君が?!」

???「はい。」

石城「涙なら大丈夫」

「私は行くわ。だって神崎君も仲間だから」

石城「じゃあ行こっ!!」

「うん!」

私達は車から出て神崎君の所へと向かった。

不良「てめぇ、早く金だせよ!」

ドンッ

脚で蹴った。

石城「おま……」

神崎「うっせぇな。」ボソッ

不良「は?」

神崎「うるせぇなって言ってんだよ!!」

神崎君、いつもと違う。

不良「お前調子こえてんじゃねぇよ!」

と殴ろうとしたら

パシッ

神崎君が止めた。

神崎「調子こえてんのはどっちだよっ!」

と殴り返した。

バンッ

一発でKOだ。

神崎「てめぇもこいつみてぇになりたいか?」

不良2「すみませんでしたぁぁぁぁ!!!」

神崎「弱すぎる」

と溜息をついた神崎君。

石城「だからいいって言ったでしょ?」

「う、うん。ちょとびっくりしたけど。」

と神崎君をガン見していたら。

神崎君が私達に気づいた。

神崎「真白と雪さん!!」

と言いこっちへと向かってきた。

石城「流石だなっ!涙!」

神崎「いえ、何処に行くんですか?」

石城「雪ちゃんの服買おうかなっって思ってさ!涙も行く?」

神崎「はい!」

神崎君の意外な1面も見れて嬉しかったんだけど…。

目が病んでるような気がする。

気のせいかな?

私達は、車へと乗った。

石城「何で絡まれたの?」

神崎「分かりません。いきなり絡まれたので」

石城「そうなんだ。」

やっぱり病んでる。

「神崎君。何かあったの?」

神崎「いえ、何にもありませんよ!」

「そ、そう。」

あるよ。絶対に。

石城「ついたよ!涙!楓ちゃん!」

神崎「真白、楓さんとは?」

言っちゃた…。

「私だよ。本名が結城楓。」

神崎「そうなんですね!素敵な名前」

「ありがとう」ニコッ

神崎「笑顔も素敵です!」ニコッ

石城「だっめー!!楓ちゃんは僕の!!」

神崎「分かってますよ!」

石城「もうっ!」

可愛い、真白。

神崎「さっ!行きましょう!」

「うん!」

車をおりたら…。

可愛いロゴがついてるお店だった。

かばんの中に財布あるから大丈夫!!

店員「いらっしゃいませ」

石城「うわ〜!全部、楓ちゃんに似合いそうな服ばっかだ〜!」

「そうか…な?こんな可愛い服私には…」

石城「似合うよっ!!」ニコッ

ドキッ

恋って幸せだね

好きな人の笑顔が見れて。

好きな人が私を見てくれて。

本当に幸せ。

雪にそっくり。

石城「きーめたっ!」

神崎「僕もです!」

神崎君まで選んでくれるなんて…。

お金大丈夫かな??

でも、せっかく選んでくれたんだしっ!!

店員「試着致しますか?」ニコッ

石城「して下さいっ!」

店員「こちら、サービスでヘアーとメイクもできるんですがそれもやりますか?」

石城「ええ?!いいんですか?!」

店員「もちろんです!」

「えっ?!」

石城「可愛くなってきて!」ニコッ

私は、そう言われて個室へと店員さんと向かった。

店員「あの可愛らしい方は彼氏ですか?」

ヘアーをしてくださる人に言われた。

「いえ、違いますよ!!」

店員「それでは好きなんですか?」

「は、はい。でも想いを伝えるのが怖くて」

店員「ですよね。でも、きっと叶いますよ!」

「そうなるといいんですけどね」

それから店員さんと話を沢山した…。

店員「全て終わりました!」

服着てみたんだけど似合わないよぉ!!

服はピンクの花が散りばめられているワンピース。靴は白のブーツ。上はもふもふのカーデガン。

髪は巻いてくれた。

メイクはチークとリップだけにしてもらった。

石城「楓ちゃん!出てきて!」

「あ、うん。」

恥ずかしいけど出るしかないよね。

コツコツコツコツ

ヒールの音が響く。

「ど、どうかな?」

石城「か、かわいい!!」

神崎「ですね!」

「ありが…と。」

買おうかなっ!!

「あの!これ買います!!」

財布を出したら

石城「ダーメっ!僕が払う!」

「でも…」

石城「ちょとはかっこつけさせてよ!!」

ドキッ

まただ。

ずるいよ。私ばっかりドキドキして。

石城「いくらですか?」

店員「2万8千円で御座います。」

た、高い!!

店員「ありがとう御座いました!!」

神崎君にも払って頂いて。

申し訳なさすぎる!!

そしてお店を出て車に乗った。

「なんか、ごめんね。」

石城「大丈夫だよっ!!可愛い楓ちゃんが見れたんだし!着てね!!」

神崎「そうですよ!お姫様なんですからね!」

「あ、ありがと。」

石城「可愛いっ!」

「うるさーい!!」

石城「楓ちゃんも普通の女の子なんだから。可愛い服着させちゃう!」

「ありがと。」

???「真白様。付きました。」

石城「今日もありがとね!」

神崎「ありがとう御座いました!」

「あ…あの!お名前聞いてもよろしいですか?」

???「申し遅れました。わたくしの名前は櫻木徹(サクラギトオル)と申します。」

「櫻木さんありがとう御座いました!」

櫻木「こちらこそ」

私達は車をおりて倉庫に向かった。

石城「ただいまっ!」

神崎「ただいまです。」

「ただいま」

照宮「おっ!victimじゃなくて!楓!」

「照宮さん?!!」

照宮「そうだ。」

そこには流君と照宮さんが戯れ合ってる姿がみえた。

「来るんならいってくださいよー」

照宮「悪い悪い。」

本当にびっくりした。

石城「照宮さんは大丈夫なの?」

「大丈夫だよ!雪と私を鍛えてくれた人だから。」

石城「お姉ちゃんもなんだ。」

照宮「君が石城真白君か…」

石城「はいっ!」

照宮「流をよろしくな」

石城「責任を持って指導させて頂きます」

照宮「はははっ!そんな硬くなくていいよ。敬語使わなくていいし。てか、本当に雪に似てるなぁ」

「姉弟だから当たり前です!!」

照宮「そっかそっか!!流、また家に遊びにこいよっ!」

流「うん。わかった!」

照宮「それじゃあ!またな、藍龍蓮!!」

「帰っちゃうんですか?!」

藍龍蓮と仲良くやってます!って伝えなきゃ!

「もうちょとお話しましょうよ!」

照宮「ごめんな、用事があるから」

「用事なら…仕方ないですね」

照宮「それじゃあな!」

神崎「気を付けてお帰りください」

と神崎君が深くお辞儀をした。

あ!そうだ!真白に神崎君のこと話さなくちゃ!!

「真白っ!ちょと二人で話したいこ…」

石城「ちょと僕、頭痛くなってきたから寝るね!」

と走って行った。

「大丈夫か…な?」

神崎「大丈夫じゃないと思います。だから、行ってきて下さい。楓さん一人で…」

「私、一人で?!」

神崎「はい」ニコッ

祐君とひなた君も居ないし。

やっぱり一人で…か。

ドキドキしてくる。

私は水と頭痛によく効く薬を持っていった。

コンコン

「真白?入るよ!」

ガチャ

布団に潜ってる。

「薬と水置いとくよ?」

机に置いた。

寝てるのかな?

何も言ってこないから寝てるんだろう。

そう思い帰ろうとすると…

バシッ

腕を掴まれた。

そしてベットに押し倒された。

真白の顔は怖かった。

「真白?」

石城「ねぇ、あいつにデレデレして。あいつのこと好きなのか?」

あいつって照宮さんのこと…?

「違…う」

石城「じゃあ何で帰らないでって言うんだよ!!」

「それは…藍龍蓮と仲良くやってますって言いたかったから…」

怖くて涙が出てくる。

恋って怖い。

好きは私には似合わない。 

石城「はぁ…勘違いかよ。」

溜息をついた。

石城「ごめんね、楓ちゃん。怒鳴ったりして。僕、勘違いしてたよ。」

とベットからおりて言った。

「え?」

石城「だからっ!!楓ちゃん…照宮さんのこと…好きかと思って」

「照宮さんのことは好きだけど…」

石城「うん?」

「恋愛感情の好きではないよ…。」

石城「そっか…。」

「で、でも頭痛いの大丈夫なの?」

石城「嘘だよ…。楓ちゃんといると胸がドキドキしてズキズキしてばっかり。」

「私もだよ…。」

石城「え?」

「私も真白の笑顔を見ると…」

石城「ああぁぁぁ!!もういいから寝よっ!ごめんね!おやすみ!!」

「あ、うん。おやすみ。」

私は、自分の部屋へと戻り着替えてお風呂入って寝ました。