最初の恋〜前編〜


これが私の過去。」

押し倒されたまま言った。

涙は溢れている。

バタッ

真白君が私の隣にきた。

石城「ありがとう。話してくれて。」

「ごめんなさい。お姉ちゃんを私の性で亡くして!!」

石城「悲しいけど…。今はとっても幸せだよっ!雪ちゃんと一緒で!」

チュッ

とほっぺにキスをしてきた真白君。

「へっ?!」

石城「好きだよっ!雪ちゃん。」

胸がすごいドキドキしてる。

あ、言ってなかった。あのこと。

「真白君。私の本名は結城楓(ユウキイロハ)」

石城「可愛い名前っ!名前変わっても好きだよっ!楓ちゃんっ!」

さらにドキドキしてくる。

まさか…違うよね。

男嫌いの私が男に恋をするなんて…。

石城「楓ちゃん?」

「なにっ!?」

石城「明日の放課後どこか行こっ!」

「え?!」

石城「ねっ!」

とウインクしてきた。

私は相変わらずドキドキしてる。

「う、うん。」

石城「よっしっ!ねぇ!楓ちゃんって誕生日いつなの?」

誕生日か…。

「分からない。」

石城「えっ?」

「誕生日会とかしなかったし教えてくれなかった。2歳の頃誕生日会やったけど私、数字とか覚えてないから。でも産まれた年と血液型は知ってる。」 

石城「そうなんだ。ねぇ!!だったら僕が決めていい?」

「うん!いいよっ!」

石城「3月13日っ!」

「何でその日にしたの?」

石城「僕と同じ誕生日だからっ!」

え?昨日じゃん。

どうしよ。なんかしないと。

取り敢えず…。

ギュッ

私は思い切って真白君を抱きしめた。

石城「えっ?!楓ちゃん!?」

「ありがとね。感謝してる。おめでとう。」  

石城「ありがとう。」

私は、貴方に恋を抱いてるかもしれない。

貴方が傍にいないと嫌だ。

貴方が初めての好き。

そう、これが……



3月14日の恋