〜藍龍蓮倉庫〜
石城「こんにちわ〜!」
神崎「こんにちは」
祐「おっす!」
成宮「こんにぃ〜!」
流「こんにちはすッ!」
あ、この子が照宮の…。
私はその子に近寄った。
「照宮流くんっ!私、お父さんにお世話になってる泉雪。よろしくねっ」ニコッ
流「そうなんですか?!はいっ!よろしくお願いします!」ニコッ
照宮に似てるな。
そりゃ、親子だから似てるか…。
私は、挨拶だけして真白君のところへ戻った。
石城「今日から藍龍蓮のお姫様を紹介するねっ!」
下っ端「はいっ!!」
真白君が私の目を見てきて笑顔で頷いた。
「泉雪です。私は男嫌いでそれを治すために藍龍蓮へ入りました。前まではvictimという殺し屋をやっていましたが今はvictimをやめ、藍龍蓮に入らせて頂いてます。いずれ分かち合えるようになったら過去も話します。皆さん仲良くしてください」
深くお辞儀をした。
石城「雪ちゃん、硬すぎ!!もっとリラックスして!!」
「いや、大勢の目の前で話すことなんてなかなかないからさ。」
石城「そっか!あ!雪ちゃんは僕だけには触れられる様になったから、皆は触れちゃダメだよっ!治るまでねっ!」
下っ端「はいっ!」
石城「それじゃ今日は解散っ!」
下っ端「お疲れ様でした!!」
石城「お疲れ様っ!」
神崎「お疲れ様です。」
祐「おつかれ」
成宮「おつかれさっま〜!」
続々と下っ端の子達が帰っていく。
石城「あ!!今日から雪ちゃんはここが家だからねっ」
「荷物は?」
石城「もう大丈夫だよっ!」
「そっか。」
今日から何もかも新しくなるんだな。
ちょと不安だけど楽しもう。
石城「雪ちゃ〜んっ!」
「ん?何?」
石城「僕についてきて迷路みたいになってるからさっ!」
「あ、うん!」
真白君の後をついて行った。
石城「ここが僕の部屋っ!」
「綺麗だね。」
少しだけ女の子要素のピンク色入ってるけどほとんど黒と白。
石城「ありがと〜!」
「私の部屋は?」
石城「僕の部屋の隣だよっ!変なことがあったら隣に僕いるからいつでも呼んでねッ。後、バスルームついてるからね!!」
「あ、ありがとう!」
石城「いえいえ。」
真白君ってお金持ちだな。って一瞬思っちゃた。
石城「それじゃあ!ちょと用事あって出るから!」
「うんっ!」
ガチャ
「ここが私の部屋…。」
よしっ!整理しよう!
としようと思ったとき。
あ…真白君の部屋に雪とお揃いのネックレス落としちゃた。
こっそり入って取りに行こ。
ガチャ
「あった!」ボソッ
ん?棚にアルバムが入ってある。
見てみよ!!
開いて見ると…
「真白君と……雪?!!」
どういうこと?!
アルバムの中には幼い時の真白君と雪が笑顔の写真があった。
石城「見ちゃたんだ。」
「真白君?!」
石城「ねぇ、雪ちゃんの過去教えてよ。僕の双子の姉。石城雪と何かあったんでしょ?」
その声は低くて怖かった。
「い、いや…。」
真白君は私に近付いてくる。
私はいつの間にかベットに押し倒されていた。
私は恐怖で半泣きだ。
石城「ねぇ、何があったのか教えてよ。雪ちゃん。僕、何もしないから。」
いつもの声に戻っていた。
真白君は雪の家族。家族だからこそ教えないといけないよ…ね。
私は真白君に過去を話す。
そう決意したんだ。