〜星宮の家〜

「お邪魔します」

星宮「どうぞ!!」

うわ〜!綺麗な部屋だな

でも…

私と同じ黒い部屋…。

ドンッ

「えっ…」

恋ちゃん…?

星宮「雪ちゃんって騙されやすいよね〜」

低い声

星宮「あれ?まだ分かんないの?」

と恋ちゃんがウィッグを外した

星宮「俺、男なんだけど」

こ、怖い…。

恋ちゃんが…男?!

い、いや

星宮「雪ちゃん…いや結城楓さんっ」

とスカートに手を入れてくる恋ちゃん…

「い、いや…」

誰か助けて…

石城『楓ちゃん!』

何で…

真白が頭の中に出てくるの…?!

「ま…しろ」

ドンッ

石城「てめぇ、俺の女に何してんだよ」

「ま…しろ?」

星宮「見てみれば分かるでしょ?」

ビリッ

私のシャツを破いた

こ、怖い。

ドンッ

石城「これ以上楓に手出したらどうなるのかわかってんだろうな?」

パチパチ

と恋ちゃんが拍手した

星宮「やっぱりね〜!」

石城「はい?」

ドンッ

と恋ちゃんが真白を殴った

「真白!!」

星宮「石城君、何故雪ちゃんを悲しませるの?君、雪ちゃんのこと大切なんでしょ?だったら悲しませないのが男としての基本だよね。だから今日、俺が作戦立てた。男なら体はって雪ちゃんを守ってあげてよ。さっきみたいに!それじゃあ出て行って!君達の唯一な場所で君達の気持ちを言って」

石城「ありがとな!星宮!」

「ありがと…恋ちゃん!」

星宮「俺の名前は如月弥佳(キサラギヤヨイ)だ」

石城「ありがと!弥佳!」

と言いながら真白がパーカーを着せてくれた。

そして、私の手首を握り倉庫へと走った。

ガチャ

真白の部屋で二人きり

石城「ごめんね」

「う、うん」

また、甘くなっていく。

でも、伝えなきゃ私の気持ち。

石城「僕、楓ちゃんのこと好きだよ。笑顔も泣いた顔も嬉しい顔も、全部好きだよ。だから…僕と付き合ってくれるかな?」

ドキドキしてる…。

真白の気持が嬉しい。

「ありがとう、私も真白の全部が好きだよ。もちろん、恋愛感情として。真白が全部初めてだし、初恋。よろしくお願いします」

と笑顔で言った

石城「はい!チョコレート」

前、くれたのと同じだった

「いいの?!」

石城「僕が食べるの!」

「え〜!」

ずるいっ!!

石城「いただきます!」

「あ〜!」

パクッ

と食べた

「ずるい!んッ」

と舌でチョコをくれた。

でも、舌を絡み合わせられる

チョコがなくなっても…

「くる…し」

石城「俺、もう我慢できない」

「んッ…」

また激しいキスをしてきた…

そのキスは甘くて暖かい

石城「可愛いよ。楓ちゃん」

「ありがと…」

嬉しかった。

ものすごく

嬉しかった

ひなた「うわ〜!えろーい」ボソッ

神崎「ですね」ボソッ

祐「黙って見てろ!次ぎはセ○○スするから」ボソッ

石城「おーい、バレバレだぞ〜」

「っ///」

恥ずかしい…な

祐「あーあ!ひなたが大きい声出すから〜」

神崎「でも、祐が言ってたアレは禁句です」

祐「あれ〜?あー!あれ〜!のことね!」

ひなた「あ!もしかして…セ○○スのこと?!」

神崎「ひなた!やめなさい」

ひなた「は〜い」

石城「何で入ってきたの!」

神崎「それは…」

祐「おかえり、真白」

神崎「それ、僕が…」

ひなた「おかえり〜!」

神崎「もう、いいです!おかえりなさい、真白」

「おかえり、真白!」ニコッ

石城「ありがと!みんなッ!」

神崎「出ましょう!僕達は邪魔ですから!」

ひなた「え〜!何で〜?!」

祐「そうだな〜」ニヤニヤ

神崎「ごゆっくりどうぞ」

ガチャ

と出て行った。

そう言えば…

「葉瑠さんって誰なの?」

石城「そうだよね…いつか話す時がくるって思ってたよ…。でも、僕は楓ちゃんだけが好きだから」

ドンッ

と壁ドンしてきた

石城「聞いてくれる、俺の過去」

と低い声で言われた

「う、うん」












真白の過去がやっと聞ける。














でも…













真白の過去は…














私より悲しく…

















辛い過去だった…