石城「ただいま!」

神崎「ただいまです」

祐「おすっ!」

ひなた「ただいまぁ〜!」

流「お疲れ様です!!」

下っ端「お疲れ様です!!」

皆の顔が疲れてる

今まで春休みだったからね

高校に入学する子とかいるしね!

神崎「皆さん疲れてるのですか?」

流「い、いえ!元気です!!な!」

下っ端「はい!」

石城「ダメだ。帰れ」

真白は低い声

石城「俺、少し用事あるから実家に1週間帰る。」

神崎「用事とは…?」

石城「葉瑠」

神崎「…。分かりました」

石城「またな、何かあったら連絡くれ」

神崎「はい」

と真白は去って行く

「ちょ…」

バタン

祐「葉瑠のことか…」

神崎「まだ、忘れなれませんもんね」

ひなた「そうだ…ね」

葉瑠…?!

一体葉瑠って誰なの?

「ねぇ…葉瑠って誰なの?」

神崎「それは…」

「う、うん」

神崎「真白の…初恋の人です。」

ズキッ

胸の奥が痛い

溢れる涙を必死に堪えた

「そ、そうなんだ…ね」

私は、自分の部屋に戻った

1人で浮かれて…

1人でドキドキしちゃて…

こんな自分が情けないよ…

真白は葉瑠さんって人のこと好きだよね…

この恋…諦めなくちゃ…。

諦めなくちゃいけないのに…

どうして真白を思い浮かべちゃうの?!

やめて…

お願いだから…

真白を好きにならないで…

こうして…

私の初恋は

幕を閉じた