「嫌よ。」

石城「やっぱりそう言うと思った。」 

神崎「おねがいします。姫になってください。」

「嫌よ。」

石城「わかったよ。じゃぁ!友達はいい?」

「友達だったらいいよ。仲間は絶対に嫌。」

石城「そっか…。じゃぁ!明日のお昼屋上でね!」

「はい?」

石城「いいじゃん?友達だし!」

「分かった。」

石城「あ、そうだ!今日、焔龍が来るんだっけ?」

神崎「そうですね。だから雪さんは帰って下さいね。」

焔龍ね…。

「それじゃあ。また、明日のお昼に」

石城「うん!バイバイ」

神崎「またです。」

そして倉庫を出て行った。

ブーブーブー

「ん?誰かから電話だ。」

携帯を開いたら…。

照宮(テルミヤ)だった。

✮リンシェ✮(照宮さんはvictimのボスです。)

「もしもし、今日は何処?」

照宮「今日は、焔龍って族だ。焔龍は多数の殺人事件の殺人鬼だ。幹部以上は殺って。下っ端は肋折りだ。よろしくな。後、そいつら藍龍蓮と殺るから。殺る前に殺っちゃて。時間は18時だ。お願いな。」

「はい。分かりました。」

照宮「よろしくな。」

さっ!ずく着替えて殺っちゃて寝ようかな。

男は全員同じなんだ。だから藍龍蓮も同じだ。何考えてるんだろう。

そう思っていたら家に着いた。

「ただいま。雪。母さん。」ニコッ

私は、着替えた。全身真っ黒だ。

コンタクト、ヴィックも外した。

私は、走って藍龍蓮の所に行った。

パーカーを被り顔を見えなくなるようにした。

バァン

あ、銃撃の音がした。

この音は大嫌いだ。

だから私は、ナイフ。

ポケットの中にナイフが入ってる。

「さっ殺ろうか。」

気配を消して中に入った。

五月蝿い。

ささっと殺ろ。

「五月蝿いよ」

大声で言った。

焔総「誰だ?てめぇ?」

「俺はお前らのこと知ってるけど?」

焔総「俺が知らねーんだよ。」 

近寄ってきた。

俺は、脚で焔総を蹴った。

ドンッ

壁にぶつかった。

俺は、焔総に近づき。焔総に目を見せた。

「弱い奴は必ず死ぬ。」

サパッ

俺は、焔総の頸動脈を切った。

服は血だらけ。

でも、俺の服は黒だから分からない。  

血って本当は赤くないんだよ。黒なんだ。

だから全身真っ黒の服装にした。

「さぁ!問題!!何故俺はこいつを殺したでしょう。1、殺せねばならない罪があったから。2、誰かを殺したから。3、俺が殺したかったから。さぁ!どれでしょう?」

全員が無言になる。

「正解は全部だ。」

クスッと笑った。

それから一人ずつ焔龍を殺していく。

下っ端は肋の骨を折った。

「終わった。」

俺は、帰ろうとした。

石城「ねぇ、何故人を殺すの?」

「なぁ、victimってどう言う意味か知ってるか?」

神崎「犠牲。もしくは、不幸。」

「そうだ、犠牲。犠牲って普段は良くない言葉だと思うだろ?でも、良い言葉なんだ。何故?って思うなら自分の頭で考えてみろ。」

俺は、帰って行った。

「もしもし」

照宮「何だ?」

「終わりました。」

照宮「ちょといつもより仕事が遅いぞ?」

あ、藍龍蓮と話してたからか。

「えぇ。少しお話してたので。」

照宮「無駄話は程々にな。」

「いえ、決して無駄話ではありません。それでは」

ブチッ

無駄話ではない。だって俺達の名前なんだから。

家は普通のホテルだ。

最上階は20階。

住んでる所は最上階の20階。

学校行く時面倒くさいからいつも飛び降りる。

鍛えてきたから着地した時の足の痛みはない。

上がる時はどうにもならないけどな。

あー、着いた。

にしても今日は、手が震えなかった。

何故だろうね?

今日は体の調子がいい。

やっぱり体は可笑しいね。

エレベター乗ろ。

ピーンポーン

1から2へと次々と上がっていく。

ピーンポーン

俺は、エレベターをおりた。

ガチャ

「ただいま。やっぱり黒はいい。」

元々、この部屋は床も壁も真っ白だった。

だから黒に塗り替えた。別に白が嫌いな訳じゃない。

でも、唯一白い所がある。

写真立てだ。

雪とお母さんの写真。

雪は私の親友。

お母さんは私の1番大切な人。

2歳のころ…。私は1番大切な人が居なくなって……。

あっ、ごめん。今はこんなこと考えてる場合じゃないよね。

さっ!お風呂入って、寝よ。

明日はどんな依頼が来るんだろう。明日はどんな奴を殺るんだろう。

楽しみだな。

3月13日。

長くて短い1日を終えた。