こんな私が、恋したみたいです。

「りっちゃん、いなくなっちゃうのかー」




声に出せば、それが現実味を帯びてくる。





嫌だなぁって、考えていても仕方ないみたい。




だって、どれもこれも俺のせい。



タラタラと、考えながらチャリを漕いでいたら、ポケットに入れてある携帯が震えた。




みんなは授業中だし、親はして来ないだろうし、誰だろう。もっちとか、あり得るな。



『さっき来てくれた子で合ってますか?』




それはりっちゃんで、久しぶりのりっちゃんで、その場で地面に足をついてすぐに既読を付けた。




『合ってるよ!』




嬉しい。この上なく。





『ママが帰れなんて言っちゃって、ごめんなさい』




『全然大丈夫!』




『せっかく、来てくれたのに』




うん、何も考えないで、思わず行っちゃったよ。




だけど、もう、行かないよ。




『気にしないで』



だから、



『早く元気になってね』



もう、俺にラインしてこないで。



思い出してくれなくていいから。




『はい!』



無視するのは辛くて、だけどしなくちゃいけなくて。




トークを閉じたら、画面に涙が落ちた。