こんな私が、恋したみたいです。

ドアが開いて、そちらを振り返ったら、おそらくりっちゃんのお母さんであろう人がいた。





「ねえママ、この人のこと知ってる?」




りっちゃんとりっちゃんのお母さんに挟まれる。





「私は知らないけど…、でもほら、律と同じカバンよ。あなた、律のお友達?」




突然、目が合う。




「あ、はい!橋森陸と言います!」




「そう、陸君ね、ちょっとこっちおいで」




手招きされた方に向かう。




りっちゃんを振り返ったら、素知らぬふりをして携帯を弄っていた。