気がついたら眠っていたようだ。



電話も繋がったままで。


《おはよー》


「おはよ。昨日私何時ぐらいに寝た?」


《んー、1時ちょっと前かな!りっちゃんの寝言の話聞きたい?》



とっても眠そうであくび混じりの声。



だけどとっても楽しそうな声。




「え!なんか言ってた?」



《めっちゃウケた!1人で笑ったわ》



「なにそれーめっちゃ恥ずかしいやん」



《じゃあ言わないほうがいいな》



「そーかも」



笑って、笑って。


なんだ、学校、こんな楽しい人いる。




今日も行こう。



「また、学校でね」



《おう!》



電話切っても、全然さみしくない。