こんな私が、恋したみたいです。

「気になんないの?」



「気になるけど…、そんな拒まれたらもう聞けないよ」



ちょこっと笑った。


「そっか」



「うん」



「もっちにりっちゃんと帰ってるって言った!」



また笑顔に戻ったりっくん。



「そか」



「電話しよーぜ」



「ここ電車よ」



「どーせ喋ってるし!」



そう言って電話を掛けた。すぐにそれは繋がった。



《おー、りっちゃんもいるの?》



「いるよー」



《お!りっちゃんじゃん!やっほー》



「ほー」



《疲れてんな大分》



多分またもっちは布団の上だ。



逆にそれ以外聞いたことない気がする。