こんな私が、恋したみたいです。

「だいちゃーん!ご飯おいしかったね!」


だいちゃん、ねぇ。



そっちこそ、嫌味か



「…試合、お疲れ様」



嫌だ。1人になりたい。



到着すると言う電車に乗るために、走って改札を抜けて、走って階段を降りた。



「りっちゃん!」



その声、涙が出る



だから、大っ嫌い



けど、落ち着く



だから、大好き。



「ハァ…ハァ…」



なんとか、乗れた。もう扉が閉まる。りっくんは、どこだろう。



乗れないかな。今日は、ここでばいばいかな。



あとで、ごめんねって、言おう。



「…っ」



閉まる扉をこじ開けて、りっくんが乗ってきた。