「ねー、それうまそう」



「…そりゃどーも」


そんなことより、私はわからないんだ。


「なんでさ、みんな来てくれたわけ?」


「そりゃありっちゃんが悲しい思いしてるってなったらみんな集まるよ!」



「…なんで?」



私はこんなにハブられてるのに



こんなに嫌われ者なのに



「アメフト部はりっちゃんのこと大好きだから!」



「…うん」



ありかとうって、言いなよ、私



「ねー、それうまそうー」



「…食べたけりゃいいよ」



話を変えてくれた。だから、私も変わらなきゃ



「ほんと!?うぇーい」