「楓先輩は何組でしたかー?」


楓先輩がパンの自販に行った時には売り切れだったそうで、やはりひとり悲しくラーメンコースだったらしい。


「私Bだったよ」


「あ、じゃあ私と階同じですね!」


高3のAからDまでは私と同じ2階にある。


「え、最悪」


「いやいやいやいやいやいやいやいや嬉しいじゃないですか!!!!」



「いや最悪。楓先輩かわいそー」


「トイレで会ったら抱きつきますね!」


「そのまま便器に突っ込むね!」


「それだけはほんとに勘弁してください」


「じゃあそのかわりにあそこのカラスと戦ってきて」


「...はい?」


「りっちゃんなら行けるべ?」