もちろん、その中にはりっくんもいて。



頑張れ、りっくん



帰ってきた選手に水やらスポーツドリンクやらを手渡しながら、目線は常にフィールドに向いていた。



相手チームがボールを投げて、その仲間が見事にキャッチ。



一気に相手方のゴールに近づく。



いやだ、いやだいやだ



お願い、点なんていれさせないで



もっとああすればいいのにとか私たちはいくらでも思えるけれど、思うことしかできないわけで。



とっても、歯がゆい。



次のプレーでも、相手がボールを投げた。



その先には相手の選手と




りっくん