「そういうことだから、帰らなきゃ」 私がしらっと帰ろうと、ドアの取っ手に手をかけた瞬間ーーーーーードンッ 私は壁と斉藤はるかによって、挟まれてしまった。 180㎝以上ある男から挟まれると、私も身動きが取れない。そして、私の背後から斉藤はるかが私の耳元で「逃げんな」と囁いた。 「・・・・な、なに?」 心臓がバクバクと音をたてる。 しっかりしろ。私は教師でこいつは生徒。 ドキドキするわけがない。 「もう一回聞けよ、さっきの質問」