「疲れた」 「ごめん」 「寝る」 「え?」 俺はその女の横に寝転がった。 このベッドに二人で寝るのは、少し狭い。戸惑う女の顔がすぐ側にある。 「私の隣で寝たら、風邪うつる」 「今更、何言ってんだよ」 「そりゃそうだけど・・・・でも、」 「うるさい」 俺は、その女の唇にキスをした。 「うつせよ」 好きな女が一晩中側にいて、何も手をださなかったんだ。 このくらいの意地悪許せよ?