「・・・俺、なつこのこと幸せにするから」
「え?」
「俺と結婚を前提に付き合ってください」
「ーー?!」
私は驚きと嬉しさで涙が止まらなかった。
旬は優しい笑顔で私を見守った。
「泣くなよ」
「ひっく・・、だっ、だって、」
「よしよーし」
「うぅーー・・ひっく・・っ」
私はーーーーその時、気がつかなかった。
一人の女が、私に鋭い視線を送っていたことを。
そして、
ーーーー「彼は、渡さない。
どんな手を使っても」
私に悪魔がそう呟いたとこともーーー・・。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…